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メタ認知は最強のスキルです
あなたはメタ認知といった言葉を聞いたことがありますか?
結論から言います。
「メタ認知」は人として身につけるべき最強のスキルであり、身につけられれば様々なメリットがあります。
では、そこまでおすすめするメタ認知とはなにか?その鍛え方について紹介していきます。
この記事を読んでメタ認知への理解を深めて頂ければ、人生で悩むことが減り、良い人間関係を構築しやすくなります。
それではメタ認知とはなにか?から話していきます。
メタ認知とはなにか?
・メタ認知とは
「自己の認知活動(知覚・衝動・記憶・思考)などを客観的にとらえ、評価した上で制御すること」を言います。
客観的に捉えるとはなにか?
「物事を自分の目線(主観的)でとらえるのではなく、他の人からみてどうとらえるのかを考える事」
要するに、今の自分の感情等を、もう一人の自分が冷静に見ているようなイメージを「メタ認知」といいます。
この状態を俯瞰的(ふかんてき)に見るともいいます。
主観的に見ている状態と「メタ認知」をしている状態の例を挙げます。
想定:会社の上司に必要以上に怒られ、イライラしている場合
・主観的 ⇨ あの上司、そこまで怒る必要ないだろ。本当にイライラするな。もうこの会社辞めてやろうかな。
・メタ認知 ⇨ さっき怒られて今自分はイライラしてるな。心臓バクバクだし、気分も落ちてるな。足も揺すってて落ち着きもない。仕事にも集中出来てないや。
これが俯瞰的に物事を見ることが出来ている、「メタ認知」をしている状態です。
なんとなく、メタ認知のイメージはして頂けたかと思いますので、メタ認知を鍛える事でどのような効果があるのか紹介していきます。
メタ認知を鍛えるメリット① 落ち込みにくくなる
こういう風に悩んでいる方こそ「メタ認知」を鍛える事をおすすめします。
メタ認知を鍛える事で、自分を客観的にとらえる事が出来るので、悲しい出来事が起きても、自分の中の殻に閉じこもる事なく
物事を前向きにとらえ、感情の浮き沈みが緩やかになります。
結果的に常にメンタルを安定させる事ができ、自分を良い方向に成長させる勇気も沸いてきます。
メタ認知を鍛えるメリット② 問題解決能力が上がり、人生が豊かになる
何か問題を抱えると人は心に余裕がなくなり、どうするべきなのかを冷静に判断出来なかったりします。
メタ認知を鍛える事で、その問題に対してどう対処するべきかが第三者目線から冷静な判断が出来るので、結果問題解決能力があがります。
当然、問題を解決する能力が高ければ、何かで悩むことが減るため結果ポジティブシンキングが出来るようになり、人生が豊かになります。
メタ認知を鍛えるメリット③ いつでも冷静な判断が出来るようになる
物事を主観的にしか見れない人は、感情的になりやすく、合理的な判断を欠いてしまう事が多いです。
一方、メタ認知ができていると、自分の感情とは別で、客観的で合理的な判断が出来るため、それが冷静な判断へと繋がります。
冷静な判断をする事は結果的に、高い集中力を生み出したり、物事を一度に複数こなすことが出来る(マルチタスク)が出来るようになります。
メタ認知を鍛えるメリット④ コミュニケーション能力が上がり良い人間関係を築ける
これはメタ認知を鍛える事で、相手の立場に立って物事を見ることが出来るようになるため、相手の気持ちを理解する事が出来るためです。
自分の発言をメタ認知すると、その言葉を言われた相手はどう感じるのかを理解できるため、相手からしたら共感力の高いいい人だと感じます。
メタ認知を鍛えるメリット⑤ ストイックになる
これは私が個人的にお気に入りの効果です。私自身がストイックになれたのはメタ認知の恩恵も大きいです。
メタ認知がなぜストイックに繋がるのか?
私が普段、実際にメタ認知を使っている例を紹介します。
常に自分がいましている行動、例えばスマホをいじるを客観的に見ることで、「これではダメだ、今はプログラミングの勉強するべき時間だ」
何のんきにスマホ見てだらけてるんだろう。情けないな。こんなんで将来変われると思ってんのかな。
などと自分の事をもう一人の自分が、斜め上から見るようなイメージでメタ認知することで自分の行動を見直しストイックになることが出来ます。
モチベーションを高め維持する方法10選などもこちらで紹介していますので、よければストイックに生きるための参考にしてみてください。
メタ認知を鍛える方法
ここからはメタ認知を高め、鍛えるための方法について紹介していきます。
なかなか身につけるのは簡単な事ではありませんが一度メタ認知をする事を習慣化できれば、自然と普段のストレスを減らすことができます。
メタ認知に限ったことだけではありませんが習慣にしてしまえば、大変な事でも楽に、自然とこなすことができるようになります。
人生を変えたいなら習慣を変えよう(考え方編)でも習慣について解説しています。参考にしてみてください。
メタ認知を鍛える方法① セルフモニタリングをしてみる
セルフモニタリングとは、簡単に言うと自分の今の状態と向き合って、分析してみることです。
具体的な方法は次の通りです。
・自分の中の次の事について見つめ直して、考えて、紙に書き出す等のアウトプットをする。
1、今の状況 2、思考 3、気分 4、行動 5、体の反応
これらのことについて、アウトプットをする事で客観的自分を見ることができ、メタ認知を鍛える事ができます。
メタ認知を鍛える方法② マインドフルネス瞑想を行う
マインドフルネスとは「今、この瞬間」に意識を集中する事を言います。
一流の経営者や企業でも取り入れられている方法です。
マインドフルネス瞑想をすることで、自分の思考、感情を向き合う能力が上がります。
やり方については調べればたくさん出てきますので、ぜひ試してみてください。
メタ認知を鍛える方法③ バイアスを知る
バイアスとは、人が無意識のうちに行っている、思い込みのことです。
この思い込みをしていては、メタ認知をする事は難しくなります。
しっかりとバイアスについて勉強し、理解を深めるだけでも、バイアスはかかりにくくなります。
私が考えるよく掛かりやすいバイアスについて「人生損してませんか?」知らずにかかってるバイアスがもたらす損失で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
メタ認知を鍛える方法④ 常に自分に問いかける癖をつける
問いかける事は次の2つです。
・1つ目 「今~と思ってるな」
・2つ目 「~さんから見たらこう見えてるだろうな」
この2つを意識する事で、メタ認知に必要な俯瞰的に物事を考える能力が鍛えられます。
また、最初は問いかける事を忘れてメタ認知をしていなかったという自体になります。
これは繰り返し行い習慣化する事で自然とできるようになっていくものです。
最初は忘れるなどしてなかなか出来ませんが、諦めずに問いかける癖をつけてみてください。
まとめ
今回は最強のスキル「メタ認知」についてその鍛え方、鍛えるメリットなどを紹介しました。
このメタ認知は、習慣になると実感出来ますが、思った以上に効果があります。
私が一番感じている事は、常に心が恐ろしいほど冷静である点です。
何度も言いますがそう簡単に出来る物ではありません。
ある程度の慣れが必要です。
この記事を読んで興味を持って頂けた方はぜひ「メタ認知」を試してみてください。
非常におすすめのスキルです。
それではまた。